1895年(明治28年)の正月のことでした。その時、平吉は13歳になっていましたが、いつものように1ヶ月ほど姿が見えなくなり、ひょっこり帰ってきたかと思うと、すばらしい革のかばんと編み上げ靴を持ち帰り、父親に、
「来年は男の子が生まれるから、大きくなって学校へ行く時の仕度だ」
と言ったそうです。そして、平吉の予言通り、それから13ヶ月経った翌年の1896年(明治29年)2月11日に次男が誕生しました。
実に14年ぶりに、男の子がうまれたので、父親はたいへん喜び、平吉に、
「平吉や。男の子が生まれたから、名前を何とつけたらいいか、神様に聞いてくれ」
と言いました。平吉は納屋に入り、すぐに出て来て、
「神様は、『晴一と名付けよ』とおっしゃったよ」
と言いますので、その男の子は『晴一』と名付けられました。
これが初代様誕生の由来です。
「来年は男の子が生まれるから、大きくなって学校へ行く時の仕度だ」
と言ったそうです。そして、平吉の予言通り、それから13ヶ月経った翌年の1896年(明治29年)2月11日に次男が誕生しました。
実に14年ぶりに、男の子がうまれたので、父親はたいへん喜び、平吉に、
「平吉や。男の子が生まれたから、名前を何とつけたらいいか、神様に聞いてくれ」
と言いました。平吉は納屋に入り、すぐに出て来て、
「神様は、『晴一と名付けよ』とおっしゃったよ」
と言いますので、その男の子は『晴一』と名付けられました。
これが初代様誕生の由来です。