さて、初代様が生まれてまもなく、神様は平吉にこうおっしゃいました。
『我、当分この地を去る故、我の去った後は、母に明神様へお詣りして信仰を続けよと、申し伝えよ』
その時、ふしぎなことに、島田家の庭から自然に白い煙が立ちのぼり、南西にあたる富士山の方へ消え去ったそうです。それを見た父親は、
「あんなふしぎなことがあるんだからね」
とそのあとも時々話して、初代様に聞かせたそうです。
神様がご帰天されたあとの平吉は、まるで人が変わったようにふつうの人間となって、家族と一緒に野良仕事に励みました。
『我、当分この地を去る故、我の去った後は、母に明神様へお詣りして信仰を続けよと、申し伝えよ』
その時、ふしぎなことに、島田家の庭から自然に白い煙が立ちのぼり、南西にあたる富士山の方へ消え去ったそうです。それを見た父親は、
「あんなふしぎなことがあるんだからね」
とそのあとも時々話して、初代様に聞かせたそうです。
神様がご帰天されたあとの平吉は、まるで人が変わったようにふつうの人間となって、家族と一緒に野良仕事に励みました。