1916年(大正5年)、20歳の初代様は、兵隊検査で甲種合格(身体頑健で健康、と判断される合格基準)になり、麻布歩兵第三連隊へ入隊しました。
入隊した翌年の1917年(大正6年)の4月頃、皇太子殿下(のちの昭和天皇)が麻布第三連隊へご視察においでになることとなり、初代様が殿下の前で兵士の心得を申し述べることになりました。二年兵や大学出身の志願兵もたくさんいるのに、新兵の初代様が大抜擢されたのでした。
殿下の前で、堂々と心得を申し述べる初代様に、上官から「お前のような度胸のよいやつはいない」とか「連隊の名誉だ」とたいへんほめられました。
それからというもの、初代様は軍隊の中でも、とても待遇よくしてもらったのですが、世の中にこんなばかばかしいところがあるものかと、軍隊に対するイヤ気が強くなるばかりで、とうとう入隊してから7ヶ月目にダダをこねて現役免除となりました。その理由は、「軍隊の空気に合わぬ体質であるから、除隊させる」という、日本の軍隊史上、一人も例のないものでした。
入隊した翌年の1917年(大正6年)の4月頃、皇太子殿下(のちの昭和天皇)が麻布第三連隊へご視察においでになることとなり、初代様が殿下の前で兵士の心得を申し述べることになりました。二年兵や大学出身の志願兵もたくさんいるのに、新兵の初代様が大抜擢されたのでした。
殿下の前で、堂々と心得を申し述べる初代様に、上官から「お前のような度胸のよいやつはいない」とか「連隊の名誉だ」とたいへんほめられました。
それからというもの、初代様は軍隊の中でも、とても待遇よくしてもらったのですが、世の中にこんなばかばかしいところがあるものかと、軍隊に対するイヤ気が強くなるばかりで、とうとう入隊してから7ヶ月目にダダをこねて現役免除となりました。その理由は、「軍隊の空気に合わぬ体質であるから、除隊させる」という、日本の軍隊史上、一人も例のないものでした。
- 17歳から得意先回り
- 軍隊の空気に合わず、わずか7ヶ月で兵役免除
- 「成金党」の旗頭
- 大震災で元も子もなくなる
- 苦しさのあまり自殺を神様にうったえる