相場のお告げがあって以来、初代様たちは、毎晩、だれかの家に集まって、神様の話でもちきりでした。
それ以前には、初代様は、神様のことについて誰にも話しませんでした。しかし、あるとき、ついに菊地卯之助に、むかし兄の平吉に神様がご降臨になったことを話しました。それを聞いた菊地は初代様に強く信仰をすすめ、家に神様をまつるように言いました。そこで、初代様は自宅二階の押し入れを改造して、初代様の誕生日である2月11日までに御神前を造ることにしました。
御神前を造るにあたって、神様から「辰巳(南東)方面の大工に造らせよ」というお告げがありましたので、初代様はお告げ通り、家の南東に住む斎藤という大工にお願いしました。
初代様と斎藤大工が話してみると、二人とも明治29年2月11日の同じ誕生日であることが分かりました。これはただ事ではないと感じた斎藤大工は、期日までに間に合わせるために、もう一人左官を頼むことにしました。ところが、驚いたことに、その左官までもが明治29年2月11日生まれであることが分かりました。
初代様は、これは自分の代わりに神様が大工と左官に御神前を造らせようという神様の思し召しであることを悟り、皆が真剣となって、大工と左官は細かいことにまで気を配り、2月11日までに、魂のこもった御神前が出来上がりました。そして、神様のご命令通り、1935年(昭和10年)2月11日より祭りごとが始められたのです。
それ以前には、初代様は、神様のことについて誰にも話しませんでした。しかし、あるとき、ついに菊地卯之助に、むかし兄の平吉に神様がご降臨になったことを話しました。それを聞いた菊地は初代様に強く信仰をすすめ、家に神様をまつるように言いました。そこで、初代様は自宅二階の押し入れを改造して、初代様の誕生日である2月11日までに御神前を造ることにしました。
御神前を造るにあたって、神様から「辰巳(南東)方面の大工に造らせよ」というお告げがありましたので、初代様はお告げ通り、家の南東に住む斎藤という大工にお願いしました。
初代様と斎藤大工が話してみると、二人とも明治29年2月11日の同じ誕生日であることが分かりました。これはただ事ではないと感じた斎藤大工は、期日までに間に合わせるために、もう一人左官を頼むことにしました。ところが、驚いたことに、その左官までもが明治29年2月11日生まれであることが分かりました。
初代様は、これは自分の代わりに神様が大工と左官に御神前を造らせようという神様の思し召しであることを悟り、皆が真剣となって、大工と左官は細かいことにまで気を配り、2月11日までに、魂のこもった御神前が出来上がりました。そして、神様のご命令通り、1935年(昭和10年)2月11日より祭りごとが始められたのです。