125.青年部活動を通して神様の御存在に気付く
<植木美由希さん 茨城県在住>
2006年、私が12歳の頃に、母は神様との御縁を頂き、私は何が何だか分からないまま、母と一緒に聖堂へ参拝しておりました。
病名は「筋ジストロフィー」
私は生後8か月のとき、病に侵され、4日間に及ぶ高熱、下痢、おうとが続き、生死をさまよっておりました。
そのときの血液検査では、血液中のクレアチンキナーゼという数値が、正常な人で100、正常な人がインフルエンザなどになったときは、400~450ぐらいなのですが、私は1400という、かなり高い数値でございました。初めは、心臓の病気なのかと疑われましたが、調べてゆくと、筋肉の病気であることが判明いたしました。
病名は「筋ジストロフィー」という難病でした。担当の医師より、「生後3歳までに数値が、30000以上になってしまうと、体が動かなくなってしまい、心臓も止まってしまいます」と宣告を受けましたが、3歳を迎え、数値は400~450と高めながらも、とても元気に過ごせておりました。難病の私が、小学校ではバレーボールに熱中し、中学生の頃も部活に励むことができ、高校生の頃は、アルバイトを一生懸命させていただくことができました。
その頃のことです。担当の医師から「20歳までに発病しなければ、その後は大丈夫!」と言われました。不思議にも、この言葉は私の記憶に、はっきりと残っておりますが、母の記憶には全くないそうです。私は神様のお言葉に違いないと思っております。現在(体験談発表当時)20歳を間近にして、クレアチンキナーゼの数値は、400~450と変わっておりませんが、運動もできますし、とっても元気でございます。
青年部活動で神様の御慈愛に気付かせていただく
昨年は茨城支部の青年部の集まりに出席させていただきましたが、熱心に参加をしていたわけではありませんでした。そんな私に、体験発表のお話を頂き、今日までのさまざまな出来事を思い返しておりましたら、改めて神様の御慈愛、深い御導きに気付かせていただきました。
例えば、アルバイトや学校に行くことが「今日は何だか嫌だなあ」と思っておりますと、必ず何かを失敗し、揉め事に遭遇いたしますので、その日一日が嫌な日となってしまいます。
しかし、その反対にとっても気分が良く、楽しい気持ちで学校やアルバイトに参りますと、必ず良いことが起こります。心が荒んでいると感ずるときには、すぐに心の中で「ダメダメ」と自分に言い聞かせまして、楽しいことを考え、『善きことのみ想い悪しきこと思わぬ事』の実践を心掛けております。
今は自信に満ちあふれた自分へ
私は、体験談のお話を頂いてから、これからやることが、何でもかなえられるような気がしてなりません。やる気がふつふつと湧き上がっております。以前の私は、何に対してもあまり自信を持つことができませんでした。ですが今は、心の奥底から、自信に満ちあふれた気持ちでいっぱいになっております。このような感覚になったのは生まれて初めてのことです。神様、本当にありがとうございます。
母は、私の病気のことで毎日毎日涙を流し、私と一緒に死んでしまいたい、もしくは、一人でどこかへ行ってしまいたいとばかり考えていたそうです。胸が締め付けられるような苦しい思いをしていた、そのときの母のことを考えますと、私を放り投げずに、しっかりと育ててくれた母に対して、心から「ありがとう」と伝えたいです。「お母さん、ありがとう!」神様を信仰する母のおかげで、私はどちらかと申しますと、陽気で明るい性格に育ったと思っております。
もうすぐ私は20歳を迎えます(体験談発表当時)。担当の医師を通し、神様から「20歳までに発病しなければ、その後は大丈夫!」というお言葉を頂いたと心に強く刻み、毎日毎日を明るく、楽しく、いつでも神様に元気にご挨拶ができますよう、努力精進してまいります。そして、これからも青年部の中で自分を高め、磨いてまいります。